第11話 母の愛 [ The Toy House ] 01/08/03
written by ぷよぷよ


エバンス家のダイニング。マックスと母が、楽しそうに話している。 生物の授業のことから、リズの話に及んだとき、母の悲鳴。 オイルに火が移って、大きな炎が上がっていた。マックスは、咄嗟にパワーを 使って炎を消した。その時、母は、何が起こったのかを瞬間だが見ていた。 消防署員の現場検証が終わった頃、バレンティーが訪ねてきた。 「鍋の水で消した。」という、母の言葉に何かを考えるようなバレンティー。

自室で音楽を聴いているマックスの所へ、イザベルがやって来る。火事のことを聞いて、パワーを見られなかったのか確かめに来たのだ。 マックスが落ち込んだときに聞く曲を聴いていたので、見られてしまったのかと思っていた。マックスは、火事のことで落ち込んでいるのではないと言う。 イザベルは、「リズとは離れた方がよかったのよ。」と慰める。

その頃、マックスに別れを告げられたリズは、「平気よ」と言いながら、 ヒステリックな状態。マリアに「もう立ち直ったのよ」と言いながら、 コーヒーメーカーに、こぼれるくらいの粉をいれてみたり・・・・。 肩をすくめるマリア。

学校の廊下、ロッカーの前。マイケルが、マックスに母親の前でパワーを使ったことを責めていた。そこへ、リズがバスケットの試合を一緒に見に行く約束が、まだ有効かどうか聞きに来た。「デートじゃないから、いいわよね。」 と言うリズの誘いを受けるマックス。その横を、バスケの選手としてカイルが通った。

居間で、ビデオを観ているエバンス夫人。子供の頃のマックスとイザベルと鳩が映っていた。帰ってきたイザベルに、母は尋ねる。「ねえ、マックスはどうして、 あんなに個人主義なのかしら?心にバリアを張っている。何か秘密があるのじゃないかしら?なんだか、人とは違うところ・・・」イザベルの怪訝な顔を見て、エバンス夫人は、自分に嫌気が差したかのようになる。 イザベルを、バスケの試合に送り出す。

バスケの試合会場。リズのハイテンションな応援を見つめるマックス。 マリアも負けずに、ハイテンション。マイケルは、「籠にボール入れんのが、 どうして楽しいんだ?わかんねーよな。」苦笑いする、マックス。 イザベルがやって来た。アレックスは、席を作ったりして舞い上がっている。 尻目に、イザベルは兄を隅に連れて行く。母に知られているかも知れないと、先程の母の言葉を兄に伝える。マイケルが、やって来て、母親に話すことは絶対にダメだと言う。マックスも、話さないと答える。失望するイザベル。 バスケの試合を見に戻ろうとするマックス。その前で、カイルが怪我をする。 心配そうにカイルを見るリズを見て、マックスは、傷ついた表情をした。 放課後、カフェでも、リズがカイルのお見舞いのパイを持っていくのをじっと、 見送るマックスの姿があった。 パイを持っていったリズだが、カイルにはツッケンドンニ追い返されてしまっていた。

エバンス家。バレンティーが、9月に起こったクラッシュダウンカフェでの発砲事件を、マックス達の母に話していた。夫人は、「何故、 うちの子に興味があるのか。」と尋ね返した。バレンティーは、「家庭用の防災 パンフレットを持ってきただけだ。消火の方法の所に、線を引いておきました。」 と、意味深な発言をして帰っていった。

学校の木工教室。マイケルがマリアの所へ来た。何かを話に来たというマイケルに、マリアは不機嫌を隠せないでいる。訳の解らないマイケルは、 マリアに何故そんな態度をとるのかを聞く。マリアは、マイケルが、 死にかけた後、助かってからマックスとイザベルを抱きしめただけで、 私を無視したからだと言った。「どれだけ、それで傷ついたか。感謝してよ。」と言う。 マイケルは、驚いた顔をした。そして、投げやりな態度で、「ありがと」。 その態度にマリアは余計に怒ってしまった。「何それ、言って貰わない方がよかった。」

エバンス家、台所。マックスは、天井の焦げたところをペンキで塗っていた。 そこへ母がやって来て、あの時の消火方法について追求しはじめた。 「油についた火は、水では消せない。水をかけたら、もっと広がる。」 バレンティーに貰った防災パンフレットを見せながら迫る母。答えられないマックス。 イザベルが、帰宅して話は途切れる。外で、マックスとイザベルは話し合う。 だが、母に真実を言おうとするイザベルに対して、マックスはかたくなに拒否する。 「兄さんに決定権は、ない。」イザベルは、言った。目を見張るマックス。

朝、支度をしているイザベルの所へ、母がやってくる。「この家に来る前のこと、 覚えていることがあったら教えて。」イザベルは、母を見つめて答える。 「施設にいたあたしと兄さんを迎えに来た母さんは、黄色い服を着ていた。 マリア様みたいだって思った。ママ達が、家族として迎えてくれた日から、 あたしと兄さんの人生は、やっと、はじまったのよ。」その言葉に、打たれる母。

学校のテラス。マイケルは、マリアに、「あれは、僕に謝らせる作戦だったんだろう。 恩を着せるために。」マリアは、「バカみたい。あんた、すぐ病院へ行ってその頭 みてきてもらったら。」「何が気に入らないんだ!」「なんで、こんなことがわかんないのよ!!どうして、心からありがとうといえないのよ!心なんて無いの!」 呆然とするマイケル。

カフェでは、リズとカイルが今までのことを、お互いに謝っていた。 いい友達になろうというカイルの申し出をリズは、快く受け入れた。 そんな二人の仲のよい光景を外から見つけたマックスは、カフェに入ることなく去っていった。

保安官事務所。エバンス夫人が、バレンティーから9月の発砲事件に マックスが、関わっていたことを知らされていた。その時の証言に、 〈一人の少年が、撃たれた女の子に駆け寄って腹部に手をかざして傷を治した。〉 というものがあることを伝える。「まさか、あ、うちの子が、超能力か何かで傷を治したとでも。」馬鹿げたことだとでも言いたげな顔をするエバンス夫人だが。

自分の部屋で、落ち込んだときの曲を聞いているマックス。下から、 母が、ビデオを観ている音がした。居間に降りていくと、母に一緒に見ないかと誘われる。そして、マックスが見せられたものは、羽が折れた鳩を触って治してしまった光景だった。動揺するマックス。母は、「マックス。教えて頂戴。 何をどう考えて良いのか解らなかったから、忘れることにしたのよ。」 動揺したマックスは、母に暴言を吐いて家を出ていく。肩を落とす母。

郊外の岩ばかりの湖畔。マックス・イザベル・マイケルが、たたずむ。 マックスのパワーが母に知られていると言うことで、もめていた。 母に話したいイザベル。人間を信用できないマイケル。マックスは、とにかく、 今の状態を保つためににも言ってはいけないという。イザベルは、ひとり落胆する。

マリアが、ロッカーを開けると、何かが入っていた。ナプキンフォルダーだった。 マイケルのカードもついていた。謝りの言葉と共に。幸せそうなマリアの微笑み。 悪戦苦闘していた木工の授業の課題。そのフォルダーをマイケルは、作ってくれたのだった。廊下で、マリアを待ち伏せしていたマイケル。マリア に、「課題として フォルダーを出さずにもったいないから自分で使う。」と言われて、言葉に詰まる。 しかし、「僕は、人の世話になったり特別な感情を持っちゃいけないんだ。君といると気持ちが落ち着かなくなる。人間っぽくなるというか、それは困る。」 と、言いながら、顔をしかめる。

カフェの後片付けを一人でしているリズの所へ、マックスがやって来た。 「君が、カイルとまたつきあい始めたとしても怒らないと言いに来たんだ。」 「いい、マックス。まず第一に、私とカイルは、またつきあい始めたわけでもないし、 もしそうでも、あなたの許可を貰う必要はないわ!」 「イザベルみたいなことを言うんだな。」といって、かなり感情的になるマックス。 リズは、そんなマックスにアドバイスする。「肩の力を抜いて、何もかも、自分一人で 抱え込むのは止めて。もっと、周りの人を信じていいんじゃない。」

公園のベンチ。子供たちが遊ぶのを見ているエバンス夫人。 そこへ、マックスがやって来る。母は、マックスに、「本当の親であったら 何でも話してくれるのではないか。」と、母の悩みを伝えた。 それに対して、「母さん達がいてくれるだけで十分。」だと答えるマックス。 「母さんには、隠し事をしないで全部話して頂戴。」という母に、 マックスは、プレゼントを差し出す。それは、子供の頃、母から贈られた 「魔法の家」だった。懐かしそうにする母。そんな母にマックスは、 「僕の母親は、母さんしかいないから、信じて。」母は、「わかったわ。」と言う。

郊外の湖の畔。夕日の中、マックスとイザベル兄妹は抱き合った。 「あたし、ママには本当のことを話したかった。」泣き出すイザベル。 「大丈夫、お前には兄さんがいるだろ。」

 

 
[ The Toy House ] Review (感想) 

いや〜泣いた!泣いたよ〜。マックスとお母さんの最後のシーンには感動してしまった。マックス達は良い家族に引き取られて幸せだね・・・。愛するリズがいて、愛するやさしい家族がいる地球がマックスとイザベルは大好きなんだろうね・・。イザベルの「ママには真実を話したい」という気持ちがとても切なくて・・・かわいそうでしたよ。マイケルのやさしい部分もありました。マリアの工作の宿題を手伝ったあげたり、マイケルとマリアはもう少しで理解し合えそうな予感でした。マリアちゃん、もう少しの辛抱よ、きっとあなたの思いが報われるわ☆

written by neko




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