第39話 友の死 [ Cry Your Name ] 02/04/14
written by りんりん

<アレックスの部屋>
アレックスがイザベルに電話をしている。「今夜も会わない?」そばにいるマリアとリズは、国語の試験を口実に断るようにジェスチャーしている。「気が変わったら来てね」と電話を切るイザベル。あのイザベルが僕の事を思ってくれるなんて…信 じられないアレックスに「強気で頑張れ!」とふたりは部屋を出る。入れ違いにジェ リーがデリバリーを届けに来た。待ち切れずに袋に手を入れるアレックス。でも「これ冷たいヨ」と顔色が変わった。道路が混んでいて、すみませんと言い訳をするジェ リー。 「もういい加減うんざりだよ。どうしていつもこうなんだろう…」領収書にサインを しながら「人生ってどうして思うようにいかないんだろう。うそだらけだろ?」とつぶやくアレックス。「よくわかんないけど」出ていくジェリー。スウェーデンで撮った写 真をながめるアレックス。

<カフェ>
マックスとマイケルはマトリックスとグリーンデスティニ−(映画)の比較をして盛 り上がっている。リズは電卓で計算、テス、カイル、イザベルはプロムの時の写 真を見て楽しそうだ。そんな中、一人忙しく立ち働いているマリアは厨房に入ってきた バレンティ保安官に驚く。アレックスの訃報を聞いたマリアは厨房を飛び出し、 叫びながらリズに抱きついた。

<遺体安置所前>
マックス、マイケル、イザベル、テス、マリア、カイル、リズが見守る中アレッ クス の遺体をのせた車が着いた。バレンティが警察官の気をそらしている間にマックスが 車に乗り込んだ。「きっと兄さんが生き返らせてくれる…」涙ぐみつぶやくイザベル。 でも、降りてきたのはマックスだけだった。運ばれてしまう遺体… リズを気遣うマックスだが、「私は大丈夫」とリズ。マックスはイザベルを追い かけ、 テス、カイルもバレンティと一緒に帰る。一人残るリズ。

<カイルの家>
目覚ましが鳴りカイルが起きる。腕立て伏せを数回するが、気が重そうで涙ぐんでい る。そこへ、バレンティが入って来る。「アレックスが死んだのは昨日だ。でも 今日はお前の誕生日だ。おめでとう」

<イザベル>
カフェにアレックスが入って来る。よかったわ!イザベルが抱きつく。「大学に行くのは止めてみんなと一緒に卒業するわ」よかったと答えるアレックス。テーブルの上で手を握リ合うふたり…今夜またね。キス・ 遠くでママの声が聞こえる〜夢だと気付き、泣き出してしまったイザベル。

<マリアの家>
エイミ−とマリアが泣きながらソファに寄り添って座っている。電話が鳴りマイ ケルが出るとショーンからだった。裁判でアルバカーキに居るショーンはしばらく帰れないと言う。留守を頼まれるマイケル。

<リズ>
リズの家にマックスから電話が入る。一方リズは、事故車置き場に行きアレックスの車を調べようとしていた。ブルーのシートをめくり運転席を見る。事故の後が生々しい。ふと写真を見つけたリズ。なぜかアレックスのところだけがきれいに切り取 られたスウェーデンの時の写真…

<トレーラーの運転手の病室>
バレンティとハンソンが運転手を厳しく尋問している。しかし運転手は、あの車 がわざとこちらの車線をめがけてきたと答えるのだった。

<イザベルとママ>
「私のせいでアレックスは死んだの!私が大事に思っている人はみんなつらい目 に合っ ている」と取り乱すイザベル。「あなたのせいじゃないわ。もしママに特別な力があれば、お前にこんなつらい思いをさせることはないのに」慰めるママに「私、こ の町 を出る。前から考えていたことがあるの」と決意を告げるイザベルだった。

<高校の廊下>
リズが廊下を歩いている。ロッカーの前でマリアに会い、ふたりは抱き合う。「 しっかりしなきゃダメよ。これからのことも考えていかなきゃ」マイケルもやって来る。 「これを見て」アレックスが切り取られた写真を取り出すリズ。「あの車のとこ ろへ行ったの?」マリアは取り乱してしまい、マイケルがなぐさめる。リズは立ち去る。

<ピザの配達員>
ジェリーに話を聞くバレンティ。配達が遅れると普通は怒るのにアレックスは逆にすごく落ち込んでいたと話すジェリー。そこへハンソンが入ってきて学校でも情緒不安定だったアレックスはどう見ても自殺ではないかと言い出す。バレンティは信じられない様子だ。

<校庭>
アレックスのために祭壇が作られ、生徒たちが次々と花を持ってきたりメッセー ジを 書いている。スタンド席の下にはマックスとテス。アレックスの遺体を見た様子をマックスがつらそうに話す。体中血まみれですっかり冷たくなっていた…泣き崩れるマックス。そこへ、イザベル、マイケル、マリアがやって来る。マリアはアレックスの事を、よく知りもしない生徒たちが泣いたり祈ったりしていることが、見せ物みたいで腹が立ってたまらない。カイルもやってきて葬儀でカイル、マックス、マイケル が棺を担いでほしいとウイットマン氏に頼まれたことを話す。イザベルは6月に卒業 して 秋からサンフランシスコの大学へ行くことを決めたとみんなに話す。呆然とする マックスたち… 一方校庭ではジェリーがアレックスの様子を数人に話している。そこへやってき たリズ。「みんなに話して楽しい?」謝るジェリー。「もし、他に何か思い出したら教えて!」 とリズは言い残して去る。

<バレンティとリズ>
保安官に写真を見せたりズはどんなことをしても真実を突き止めてみせると食い下が る。バレンティは口にするのもつらいが、アレックスが故意に反対車線へ突っ込んで行ったこと、写真を切り取ったのも自分の存在を消したかったからではと話す。 リズは怒って出ていくが道ばたで吐いてしまう。

<マックスとリズ>
その足でマックスの部屋へ向かい、保安官たちが自殺だと考えていることを話す 。お腹がグ〜と鳴るリズ。マカロニチーズを食べながら、マックスはもう一度バレン ティ に話をよく聞くことにする。プロムの時、テスとマックスがキスをしているのを見た事を話すリズ。マックスは言い返そうとするがリズは「前に進まなきゃね。あなたも私も別々の道を進んで行くことに決めたんだから…今夜は話を聞いてくれてありがと う。これからもずっと友だちでいてくれる?」

<マリアの家>
ホットラム酒をエイミ−に作るマイケル。マリアは寝ている。「自分の娘が愛されているのを見るのはすごく嬉しいことね。好きなだけ家に居てちょうだい。でも寝るのはソファーよ」

<イザベルの夢の中>
アレックスと向き合って話しているイザベル。あなたを私の人生に引き入れてしまってごめんなさい。キスをするふたり。「愛してるわアレックス」「言わなくても 知ってたよね。僕も愛してたよ」泣きながら目覚めるイザベル。

<墓地>
マリアがアメイジング・グレイスを歌っている。一人一人が赤いバラを棺に捧げ土がかけられる。穴の中におろされる棺。

<アレックスの家>
アレックスを偲ぶパーティが開かれている。プールのそばにはウイットマン氏がたたずんでいる。リズが近づくと、「あの子がどんなに君とマリアの事を大切に思っていたかいつまでも忘れずにいてくれ」リズはアレックスの部屋に入らせてもらうことにする。アレックスのギターをぼんやりとつま弾くリズ。「教えてアレックス。本当は 何があったのか、謎を解くヒントだけでも…」ふと机の上にあったロバート・フ ロスト詩集に気付くリズ。しおりが挟まっているページには「森は優しく、暗くて深い。 だが私には約束がある。さあ行こう眠る前に数マイル。眠る前に数マイル」しおりはコンサートのチケットだった!

<アレックスの部屋>
マリア、マイケル、マックス、テス、イザベル、カイルが集まっている。リズは今夜のベス・オートンのコンサートチケットを出し、「これから自殺しようとする人 がこんなもの買うと思う?」マリアも同意する。テスは「こんなチケットだけでは証 拠にならない」と反対だ。マイケルは「僕たちは、アレックスがどんなやつだったか知っている。せめて僕たちだけでも事故で死んだと信じていよう」「いいえ、事故だ なんてとんでもない。殺されたのよ」リズはきっぱり。「証拠はないけど秘密を共有 してきた仲間が納得できない死に方をしたという事実は否定できないでしょ」カイルも 「俺も何か裏があると思う」「もし犯人がエイリアンなら殺した理由はなんだ? 」とマックス。「イザベルと愛しあっていたからよ。キヴァというエイリアンはイザベルがふるさとに戻ることを望んでいるんでしょ。あなたたちも内心疑っているのに自分たちのせいでアレックスが死んだと認めたくないのよ!」とリズは怒鳴り散らす。怒って帰るマックスたち。「私はどんなことをしても真実を突き止めて見せるわ。アレックスのために」後に残ったカイルと マリア。「彼らと対立する事になるとは…」

<カフェ>
外は激しい雷雨だ。カフェではひとり、アレックスの写真を見ているリズ。いろいろなことを思い出し号泣するリズ。そこへジェリーがずぶぬれになって入ってきた 。あの日、アレックスが書いたサインが変なことに気付いたのだ。サインのところに は 「11100100100111011001」その数字に何か意味があるのかな… きっとあるわ。「だが私には約束がある。さあ行こう眠る前に数マイル…」  






 
[ Cry Your N ame ] Review (感想)   
アレックスが死んでしまった・・・・ まさかあの8人の中から死んでしまう人が出るなんて 思いもしなかった展開。見てるほうもショックを隠しきれないです そして、仲間同士でいがみあう結果になるなんて・・・ リズの言うようにアレックスの死にはなにかありそうな気配だけれど 今回のアレックスの死以後マリアの憔悴さに反してリズはものすごく強い。 本当はものすごく辛いはずなのに・・・ その強さからなのかどうかはわからないけれど リズの表情、顔つきが少しキツクなってしまったような気がして しょうがないのだけれど・・・ この先リズはその強さで、真相を究明していくのだろうなぁ そこには、どんな秘密が隠されているんだろうか

written by Kobuki


私は、アレックスのキャラクターが好きでした。リズもマリアも、 恋人ではない友人アレックスと三人で見せる、笑顔が素敵でした。 恋の悩みや、駆け引きのない関係が とっても、さわやかな感じがしてよかった。なのに、この結末。 アレックス〜〜!!リズが、マックスを非難するのは、マックスが 嫌いなのではなく、好きだからこその感じがする。 好きだからこそ、辛辣になる。そう思いたい。 このまま、二つの道に別れてしまうのは・・・・・つらすぎる。 悲しい展開のストーリーだけど、この回ってかなり重要な要素を含んでいる ような気がするシーンが多かった。理屈っぽいけど、 アレックスの存在を無くしてしまう意味がないように思う。 感情で見てしまったら、あまりにも、つらい・・・・・。 ピザの宅配を受け取るときのアレックスとか、リズとマリアとアレックスが、 アレックスの部屋でくつろいでいるときの会話とか。ちょっと、気にしたい。 そして、アレックスを生き返らせられなかったマックスって、ショックだったろ うな。 自分の能力に自信を持っていただろうから。テスは、マックスに対してとっても 優しい。 男の子って、自分を全て認めてくれる女の子の方が、いいんだろうな〜。 「でも、リズ!本当に、マックスが離れてしまってもいいの!! リズの言葉に一番反応しているマックスって、 まだまだ、リズのことが一番好きだよ!!」と、つぶやいてしまいました。 悩めるただの高校生って感じのマックスの表情は、ストーリーと関係なく、いい ですね。

written by ぷよぷよ



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